[ラッシュアワー2]

2001年9月22日より丸の内ルーブルほか全国松竹・東急系にてロードショー

監督:ブレット・ラトナー/原作:ロス・ラマンナ/脚本:ジェフ・ネイサンソン/出演:ジャッキー・チェン、クリス・タッカー、チャン・ツィイー、ジョン・ローン、ロセリン・サンチェス、他(2001年/アメリカ/90分/配給:ギャガ・ヒューマックス/松竹共同配給)

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前作『ラッシュアワー』では、香港警察のリー警部(ジャッキー・チェン)とロサンゼルス市警の刑事ジェームズ・カーター(クリス・タッカー)の2人が休暇をとって香港に向うところで終わる。そして今作は、その休暇先の香港から物語が始まるのだ。

バケーション気分全開のカーターを待ち受けていたのは、アメリカ大使館爆発事件の一報だった。この事件で、ニセ札「スーパービル」の密造組織を調査していた米国関税官2人が犠牲になったのだ。香港警察はこの爆破事件の主犯格が、香港マフィア「トライアッド」の指導者リッキー・タン(ジョン・ローン)であると目星を付け、リー警部を送り込む。カーターも意思に反して事件に首をつっこむハメとなり、優雅なバケーション計画はもろくも消え去ってしまった…。

リッキー・タンを追いかけるリーとカーターの前に立ちはだかったのは、タンの右腕にして美女の殺し屋フー・リ(チャン・ツィイー)。なんとか追っ手を振り切りった2人は、タンが主催する船上パーティに潜入するが、そのパーティの最中にリッキー・タンが銃弾に倒れてしまう。大使館爆破事件で殺された捜査官が残した手掛かりから、2人はロサンゼルス、そしてラスベガスの「レッド・ドラゴン・ホテル」へと向う! しだいに解き明かされるリーの父親とリッキー・タンの過去。リーとカーターは無事に事件を解決できるのか!?

アクションシーンもスケールも、パワーアップして戻ってきた『ラッシュアワー2』。そしてなによりジャッキー・チェンとクリス・タッカーの奇妙な掛け合いもパワーアップ(?)。もっとも、この掛け合いは好き嫌いが別れるところだとは思うのですが…。ちなみに僕はジャッキーファンなのでジャッキーが出演しているだけで大満足。またキャスティングでは『グリーン・デスティニー』のチャン・ツィイー。『ラストエンペラー』のジョン・ローンが敵役を演じています。

映画のラストにはジャッキー映画お約束のNG集。これを見るといつも感心しきり。特に印象的なのが、ジャッキーが映画の中で一見簡単そうにこなしているアクション。もちろん「凄い」と思って見てはいるのですが、NG集の失敗場面を見る事で、その凄さを再確認。他にも撮影中のハプニングあり、セリフ噛み噛みあり。ついでにチャン・ツィイーが一番魅力的に見えたのもNG集でした。ジャッキー映画でNG集をもっと長くやって欲しいと思っているのは僕だけじゃないはず(たぶん)。

Text : niimura[UNZIP]



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