[プリティ・プリンセス] The Princess Diaries
2002年お正月第2弾日比谷みゆき座ほか全国東宝洋画系にて公開

監督:ゲーリー・マーシャル/脚本:ジーナ・ウェンドコス/製作:ホイットニー・ヒューストン、デブラ・マーチィン・チェイス、マリオ・イスコヴィッチ/原作:メグ・キャボット/撮影:カールウォルター・リンデンローブ/プロダクション・デザイン:マイン・バーク/編集:ブルース・グリーン/衣装デザイン:デイリー・ジョーンズ/音楽:ジョン・デブニー/出演:ジュリー・アンドリュース、アン・ハサウェイ、ヘクター・エリゾンド、ヘザー・マタラーゾ、マンディ・ムーア、キャロライン・グッドールほか(ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ提供/2001年アメリカ/1時間55分/配給:ブエナ ビスタ インターナショナル)

→ゲーリー・マーシャル監督、ジュリー・アンドリュース来日記者会見レポート

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ロマンチックなサンフランシスコの街。高校生のミア(アン・ハサウェイ)は芸術家の母とネコのルーイと暮らしていた。もっともミアの毎日はロマンチックとは程遠い。極端に内気でドジなため、親友で毒舌家のリリーとその兄マイケル以外とはまともに話も出来ないのだ。クラスメイトにも物笑いの種にされ、憧れのジョシュに思いを打ち明けることもできないでいる。ある日、一度も会ったことがない父方の祖母(ジュリー・アンドリュース)がヨーロッパからミアに会いに来ていると知らされる。両親はミアが赤ちゃんの時に離婚。誕生日のプレゼントと心のこもった手紙を欠かさず送ってくれた父だったが、先月事故で他界していた。父への想いを胸に祖母を訪ねると、なぜかそこはジェノヴィア国の領事館…祖母はジェノヴィア国の女王陛下だったのだ!父が亡くなった今、自分が唯一の王位継承者であると告げられたミアはパニックに陥るが、女王に説得され、3週間後に行われる舞踏会まで極秘でプリンセス教育を受けることになる。誰もが憧れるプリンセスの暮らし。だがミアの一番の願いは“普通の恋”をすることだった…。

「プリティ・ウーマン」「プリティ・ブライド」のゲーリー・マーシャル監督の“プリティ”シリーズ第3弾。観た後に「楽しかったね」と言い合える、ハッピーなラブ・ストーリーだ。「ある日突然、プリンセスに!」なんていう、女の子なら誰もが羨ましくなってしまうようなお話。主人公のミアがインチキっぽい(技術は確かなのだが)ビューティー・エキスパート達の手でどんどん美しくなってゆく様子も、女王からプリンセスらしい振る舞いを習う様子も楽しい。

ミアを演じるアン・ハサウェイはとにかく表情が豊かで可愛い。ヘンテコな顔をしていたかと思えば、こちらまで微笑んでしまう様な笑顔に変わっていたりする。この表情の豊かさと、人を楽しませるコメディエンヌぶりが、彼女がポスト“ジュリア・ロバーツ”と言われる所以なのだろう。(個人的にはジュリアと言うよりも現在版オードリーかな、という気もするが。オードリーの名前を出してしまうと反発も多いのかな?)本国のサイトは彼女のヘンテコな表情が満載なのでチェックすべし。女王役には、ジュリー・アンドリュース。ディズニーの「メリーポピンズ」で映画界入りした彼女が再びディズニー映画に出演。すでに大女優となり、本物の女王の様な貫禄を身につけた彼女が存在感のある演技を披露している。

Text : nakamura [UNZIP]


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