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『プリティ・プリンセス』ゲーリー・マーシャル監督、ジュリー・アンドリュース来日記者会見レポート!


→「プリティ・プリンセス」レビュー

2001年12月12日(水)、東京・虎の門 ホテルオークラにて『プリティ・プリンセス』のゲーリー・マーシャル監督とジュリー・アンドリュースの来日記者会見が行われました。

無名だったジュリア・ロバーツを『プリティ・ウーマン』で大ブレークさせたマーシャル監督。主演のアン・ハサウェイの祖母役で気品ある女王様を本作で演じているジュリー・アンドリュース。不朽の名作『サウンド・オブ・ミュージック』、『メリーポピンズ』でお馴染みの彼女とマーシャル監督との会見は、和やかな雰囲気で始まりました。
【Q:質問/M:ゲーリー・マーシャル監督/A:ジュリー・アンドリュース】

Q:久々のディズニー映画ご出演ということですが、ジュリー・アンドリュースさんはこの役を演じるにあたってどんな思いでしたか?

A:この映画は『マイ・フェア・レディ』、シンデレラ物語、みにくいアヒルの子といったおとぎ話の要素があり、自分自身、出演することができ大変、喜びを感じています。

Q:監督は、アンドリュースさんのこの役を最初から想定して作ったのでしょうか?

M:今回、私は脚本を書いていないので、アンドリュースさんを想定して作ってはいません。しかし、監督としてアンドリュースさん以外は考えられません。

Q:『プリティ・ウーマン』でジュリア・ロバーツを世界的に有名なスターにしたわけですが、今回のアン・ハサウェイについてはどうですか?

M:ジュリア・ロバーツは本当にまたとないスターで、独特なものを持っていました。アン・ハサウェイについては、これからが楽しみな女優さんです。2人に共通するものは、親しみ易さです。2人ともとても美人であるのに、ユーモアやコメディのセンスがあり、非常に親しみ易いのです。

Q:アンドリュースさん、ミアのような一般の普通の女の子たちにどんなアドヴァイスをしますか?

A:実は、私自身も普通の女の子でした。私の場合、非常に運がよく奇跡が起こりました。この映画の1つのメッセージは、特別な人間とは、お姫様であるということ、素敵な洋服を着て、宝石を身に付けるということではなく、自分の仕事に対して責任を持つことが大切だということです。本当に自分が努力した時、世の中を変えるくらい自分の行動に責任があるということがわかります。そして、目標としてやり遂げるということがある意味において重要であり、この映画のメッセージの1つと言えます。

Q:アンドリュースさんにとって、この映画出演は長いお休み期間の後というこで、どんなお気持ちでしたか?

A:皆さんにとってはそう思われるかもしれませんが、私はその間にブロードウェイ、TVの映画出演、童話作家としての仕事をしていました。そしてそれ以外にミセス・グレッグ・エドワーズという仕事、母という仕事もあるわけで、決してお休みしていたわけではありません。

Q:監督にお聞きしますが、女優さんを演出する秘決は何でしょうか?

M:共演者との出会いと言えます。ジュリア・ロバーツの場合リチャード・ギアであり、アン・ハサウェイの場合ジュリー・アンドリュースという共演者に恵まれました。共演者がアンドリュースだからこそアン・ハサウェイが光っているのです。

Q:アンドリュースさん、エレガントさを保つ秘決は何でしょうか?

A:毎日エレガントに過ごしているわけではありません。今回の映画はそういうキャラクターであり、監督からどういう役を求められているか役者として考えた結果、演じたものです。

Q:アンドリュースさんは、児童作家として未来の子供たちにどんなメッセージを伝えたいですか?

A:自分の周りの世界をもっとよく見てほしい。そして、素晴らしい世の中に住んでいることをに気付き、その中には色々な可能性があるということを再認識してほしいということが、私の作家としてのテーマです。

Q:監督とアンドリュースさん、ご一緒に仕事をして楽しかった点、困難だった点は何ですか?


A:監督と仕事が出来たことは大変、光栄だったため仕事に行くのが毎日楽しかったです。大変だった事と言えば、ロスの飛行場でのシーンで15秒〜30秒おきに飛行機がすごい音で飛び発つため、二言目にカット、カットで私達にとっては、どれだけ忍耐がもつかというエクササイズの様な出来事がありました。

M:ディズニー映画、ファミリーで楽しめる映画ということ、普通の人間で実写かつ子供たちから大人まで楽しめる映画という点が苦労しました。それと同時に映画の中で若い2人が恋に落ちる、そしてジュリー・アンドリュースさんが演じる女王様とヘクター・エリゾンドが演じるジョセフが惹かれあっているだろうということを取り入れることに苦労しました。そして、映画とは関係ありませんが、私の誕生日にこの映画のプロデューザーであるホイットニー・ヒューストンさんとジュリー・アンドリュースさんがハッピーバースデーを歌ってくれたことが本当に嬉しかった。

Text: imafuku [UNZIP]


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