[八月の幻]
2002年12月7日よりテアトル池袋にてロードショー

監督:鈴木浩介(『エコエコアザラク』)/製作:田中 勇、宮下史之/プロデューサー:山口幸彦、鈴木裕光/脚本:武田百合子/出演:仲根かすみ、水橋研二、八木小織、大森南朋、山中 聡、瑠川あつこ他/主題歌:國府田マリ子「空の手のひら」(キングレコード)
(2002年/日本/72分/配給:ギャガ・コミュニケーションズ)

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【STORY】
東京でイラストレーターをしているマモル(水橋研二)は恋人・佐知(八木小織)とともに、故郷である尾道を8年ぶりに訪れていた。8年前にこの世を去ったかつての恋人・めぐみ(仲根かすみ)を思うと、どこかやり切れない思いのマモル。到着して最初に向かった御袖神社で、マモルは目を疑う。鳥居の陰からめぐみの姿が…! その後も2人の行く先々で、マモルにしか見えないめぐみの姿が現れる。初めて言葉を交わした場所、一緒に帰った道、そして最後の約束を交わした場所。これは現実なのか、それとも夢なのか…。

【REVIEW】
この話、元になっているのが仲根かすみのイメージ・ビデオっていうから驚き! 見所は、つれないマモルの態度に大人びた素振りを見せつつも心の中では、「マモルのこともっと知りたい!」って今にも声をあげて叫び出しそうな…そんな、佐知のしぐさや表情。学校の先生をやっているあつこはあつこで、マモルに気があるかのようにマモルのことを影ながらにサポートしたり…と、個々の恋模様が見え隠れしている1シーン・1シーンに、失われていた初々しい恋心が蘇りつつも、恥ずかしくもあり…。あ〜、青春! 大人になればなるほど恋のかけひきに頼ってしまうところもあるけど、基本は男も女も熱くぶつかり合うことが大切! 改めて言うが(特に男側の視点としてかもしれないが)おいら的にこの映画、女性のいろいろなしぐさや表情に注目すると、とても胸キュンな思いをしてよかった。恋したい!人はぜひ! おいらもそんな時あったよな〜。う〜、恋したい!!(笑)

Text:ツッツー


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