[ピーター・パン2 ネバーランドの秘密]
PETER PAN IN RETURN TO NEVER LAND

12月21日(土)より日劇プレックスほか全国ロードショー

監督:ロビン・バッド/共同監督:ドノバン・クック/脚本:テンプル・マシューズ/音楽:ジョエル・マクニーリー/声の出演: ブレイン・ウィーバー 、ハリエット・オーウェンほか
(2002年/アメリカ/1時間14分/配給:ブエナビスタ インターナショナル)

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【STORY】
第2次世界大戦下のロンドン──前作でピーター・パンに導かれ、夢の島“ネバーランド”にやって来た少女ウェンディは、優しい母親に成長しています。砲弾の音に怯える幼い息子ダニーに毎夜語り聞かせるのは、ネバーランドでの素晴らしい冒険の物語。ところが、ダニーの姉ジェーンは厳しい現実の中で夢見る心を忘れ、ピーター・パンやティンカー・ベルの存在を信じようとはしません。
でも、ジェーンはまだ知らないのです。ネバーランドの運命は、他ならぬ彼女の手に握られていることを。果たして、“夢を信じる心” は、ネバーランドを救えるのでしょうか…?

【REVIEW】
ウォルト・ディズニーが1953年に発表した名作『ピーター・パン』。大人にならない少年ピーター・パンと妖精ティンカー・ベル、少女ウェンディが夢の島ネバーランドで繰り広げる素晴らしい冒険は、子供だけでなく、かつて子供だった大人も夢中にした。約50年経って発表されたこの続編、思い入れのある作品だけに、どんな内容なのか、期待を裏切られたりしないのか、気になっている人も多いはずだ。

舞台は1940年代のロンドン。大戦下の街は爆撃によって破壊され、ウェンディの夫も子供たちを残して戦場へ。残った子供たちもウェンディと離れて田舎に疎開しなければならないと言う。だれもが生き延びることに精一杯の時代だ。そんな中でも、毎晩ピーター・パンとフック船長の物語を子供達に聞かせるウェンディ。でも娘のジェーンは「くだらない」と耳をかたむけることを避けるようになっていた。

そんなジェーンがフック船長にさらわれてネバーランドに行き、子供らしい夢見る心を取り戻す、心あたたまる物語。最新の映像技術によるダイナミックな表現には驚かされたが、ディズニーらしい世界観は変わっていない。名作『ピーター・パン』にはかなわなくても、ピーター・パンの世界が好きな人なら、きっと楽しめる作品だ。

最後に、ピーター・パン本編の前に上映された『プルートのひな鳥教育』は傑作。やっぱりディズニー大好き!

Text:nakamura [UNZIP]


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