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1969年製作の幻のエロティック・コメディがオリジナル・バージョンで公開。 エロキュートなファッションは必見! 【REVIEW】 スウェーデン出身で、ミス・ティーン・インターナショナルに選ばれた主演のエヴァ・オーリンは、白い肌にブロンド、マシュマロみたいなボディ、甘ったるい口調、可憐な身のこなし…と、完璧なまでにベビィ・ドールの条件を備えている。そんな彼女のキュートな魅力がぎゅっと詰まった映画がこの『キャンディ』だ。一番注目して欲しいのは、エヴァ演じるキャンディのファッション。太ももで魅せる、ミニワンピースのスタイルが、すぐにでも真似したくなるぐらい可愛い。なんて言うか、女の子ゴコロをくすぐる映画なのだ。 まわりを固める俳優陣も実は超(!)豪華な顔ぶれで、リンゴ・スターが庭師の役で登場したり、マーロン・ブランドが怪しいヨガの伝道師役だったり。その上、揃いも揃ってテンションの高いおバカな演技を披露している。お話自体はなんだかユルいんだけど、こんな映画は見逃したら損でしょ? 原作のテリー・サザーンは『イージー・ライダー』『バーバレラ』の脚本家として知られる、アメリカン・ニューシネマの重要人物の1人。1965年に発表された、ブラック・ユーモアたっぷりの小説版「キャンディ」はアメリカでは発禁扱いになっていたそうだ。映画より原作の方が面白い、なんて声も聞くが、ずっと廃刊になっていたこの小説が、『キャンディ』公開に先駆けて再販されているので、興味がある人はそっちもチェックして、キャンディの魅力にヤられちゃってください。 Text:nakamura [UNZIP] Copyright © 2003 UNZIP |