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競走馬に乗るためのトレーニングで一番大変だったことは? |
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騎手はウエイトコントロールをしなければならないので大変でした。とにかく痩せるために、厳しい食事制限と毎日3,4時間のトレーニングをしました。またその間に殿堂入りを果たした名ジョッキーに乗馬の指導を受け、自分の家に機械で動く馬を持ち込んで、フォームや筋肉をつけるための練習もしたんです。でも、そういうことを2ヶ月半したけれど、実際に本物のサラブレットに乗ることは大変な経験で、全速力でコースを駆け抜けたら自分の足が茹ですぎたスパゲッティの様にぐにゃぐにゃになるほど疲れました。 |
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今までの人生の中で生きる希望をもらったことや、生活の支えになっているものはありますか? |
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家族や友達が僕の支えになっていると思います。僕が主人公レッドに共感出来たのは、子供の頃に親に捨てられたという悲しい経験から、少年時代は自分で生き抜いていかなければならないという境遇に置かれ、自分を守らなくてはならない守備本能が育っていくのだけれど、成長するにつれて自分のまわりの壁を壊して柔軟な人間関係を持っていかなければいけないということを学んでいきます。僕も彼と同じように学んでいて、そういうところをサポートしてくれるのが家族や友人なんです。 |
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競馬をやって儲けたことはありますか? |
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僕はロサンゼルスで少年時代を過ごしていたけれど、親が競馬が好きだったので、家族のイベントとしてみんなで近くの競馬場に行き、楽しんでいる感じでした。もちろん子供なのでお金を掛けることが出来なかったから、親が賭けてくれていました。もちろん大金を賭けていた訳じゃないから大儲けすることも無かったけど、楽しかった想い出があります。 |
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最近はプロデューサーとして作品に関わることも多いようですが? |
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僕は映画が好きですけど、映画を作ることも好きなんです。幸い僕のポジションは現場で見聞き出来るポジションにいるので、俳優としてだけではなく様々なことを学ぶ場にもなっているわけです。映画作りの一部分に関われるということは僕にとってメリットでもあり、恵まれた立場にあると思います。映画作りとは沢山のことがコラボレーションされて出来上がっていくものなので、その中に自分が入って関われることはとても嬉しいです。いちおう今までの経験から、映画作りはどういうものかという知識はだいたいつかめて来ていると思っています。 |