『ローズマリーの赤ちゃん』『ある愛の詩』『ゴッドファーザー』『チャイナタウン』とヒットを飛ばし、80年代にはさまざまな毀誉褒貶でドン底を味わいながらも不死鳥のごとく返り咲いた、いまだ現役のエヴァンズが、自ら人生を振り返って語り倒す異色のドキュメンタリー。
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ビバリーヒルズのウッドランド・ドライブに、森のような敷地を持つ豪邸がある。バラが茂り、噴水つきのプールがあり、別棟に試写室まで備えたお屋敷だ。かつてグレタ・ガルボが隠棲したというそのお屋敷、通称「ウッドハウス」の現在の主こそが、エヴァンズなのだ。
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エヴァンズが撮影を拒否したために、映画は過去の写真や映像素材を使って作られることになった。エヴァンズの保管していた膨大な写真を奥行きを持った立体写真に仕立てあげ、動画として確立する──『くたばれ!ハリウッド』ではなかなか面白い映像表現をみることができる。
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