[トリプルX]xXx
10月26日(土)日劇3ほか、全国東宝洋画系にてロードショー

監督:ロブ・コーエン/製作:ニール・H・モリッツ/出演:ヴィン・ディーゼル、サミュエル・L・ジャクソン、アーシア・アルジェント、マートン・コーカス ほか
(2002年/アメリカ/2時間4分/配給:東宝東和)

∵公式サイト

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【STORY】
エクストリーム・スポーツ(X-スポーツ)のカリスマ、ザンダー・ケイジ(ヴィン・ディーゼル)はスリルが生きがいの男。トレードマークは首の後ろに彫った“xXx”の刺青、法律なんか眼中にない。BMX、スノーボード、スカイダイビングを駆ってひたすら危険なゲームに生命を賭ける。目もくらむ高さの橋の上から車で落下、パラシュートを背負って脱出するなんて朝飯前。自らの映像を納めたビデオをインターネットで販売して若者たちに熱狂的な人気を得ていた。そんな彼に目をつけたのは、NSA(国家安全保障局)のベテラン・エージェント、アウグスト・ギボンズ(サミュエル・L・ジャクソン)だった。NSAは、かつてソ連が開発した危険な生化学兵器の盗難事件に絡んでいるとされるテログループ<アナーキー99>を捜査していたが、本拠のあるプラハに送り込んだ3人のエージェントはことごとく抹殺されていた。ギボンズは“毒には毒を…”の発送で意表をついた策を打ち出す。命知らずの犯罪者に苛酷なテストを施し、パスした者に免罪と引き換えに任務を与えようというものだった。このとんでもない候補者リストにザンダーも載せられていた…!

【REVIEW】
主人公のザンダーを演じるのは、ハリウッドの次世代のアクションスターとして人気が上昇中のヴィン・ディーゼル(『プライベート・ライアン』『ワイルド・スピード』)。スキンヘッドにマッチョな肉体、「全米女性誌がこぞってセクシーと絶賛」らしいけど日本では受けないだろうなぁ…なんて思っていたのも最初だけ。この人、笑顔がめちゃくちゃキュートなのです。強く逞し過ぎるがゆえか、人間離れしている様にも思えた今までのアクションスター達と違い、今までで最も親近感のあるアクションスターではないでしょうか。ラブシーンがぎこちないのも、VANSのスニーカーがやけに可愛く見えるのもご愛嬌。スリルのためなら法的に悪いこともやってしまうワルなんだけど、実は結構いいヤツだったりする主人公ははまり役。状況に追い込まれて仕方なく戦う羽目になり、「それはムリやろ」っていうようなアクションを軽々こなし、次々襲うピンチを楽しみながらクリアして行くニューヒーローは、ゲーム世代の子供達にめちゃくちゃ受けるのではないでしょうか。

Text:nakamura [UNZIP]



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