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Q:ハードな撮影に向かうため、スタッフやキャストのモチベーションを維持する秘訣はなんでしょうか? スタッフの集中力を維持する秘訣は、世界中の素敵なところにロケに行かせることです。本作では3つの大陸をまわり、眺めが美しい場所を撮影することが出来たので、スタッフも喜んで撮影に集中してくれました。皆さんご存じのように、ララの役は肉体的にハードな役です。アンジェリーナは日頃からシェイプアップをしているのでまったく心配はありませんでした。でも、こういったアクションアドベンチャーといったジャンルは決して軽視してはいけないと思っています。演技力も大切ですし体力的にハードです。そういった意味でも彼女は素晴らしい女優で、まじめにこのジャンルをとらえ、プロ意識を持って献身的に取り組んでもらえました。
Q:母親になられて、ハードな撮影に取り組むときの気持ちに変化はありましたか?
母親になったことで、私の人生はいろいろな面で変わりました。スタントに対するアプローチも子供のためにより注意深くならなければいけないのですが、子供が大きくなったらきっとこの映画を観ると思うので、その時に母親の私を誇りに思えるよう、もっと頑張ろうという思いも生まれました。
Q:国連での活動に力を注いでいますが、それが俳優として、あるいは人間としての自分にどのような影響を与えているのでしょうか?
国連での活動は私の人生に大きな影響を与えてくれています。3年間、大陸のいろいろな場所を回り、どんな小さなことにも感謝の気持ちが生まれることを学びました。例えば息子が健康であること、家族が安全に暮らしていることがどんなに大切なことかを知りました。今の世の中には悲しく恐ろしいことが満ち溢れています。それを考えると、文句も不平も言えません。ですから、単なる俳優というだけでなく、世の中のために何かをしているという目的意識が私のなかに芽生えたし、自分に対しても生き甲斐を感じています。 Q:今回の撮影で印象に残った場所や撮影のエピソードを教えてください 前作でカンボジアに行って、それ以来私にとって特別な国になっています。今回はアフリカでロケをして、映画に出ている現地の部族の人たちと知り合いになりました。彼らはもちろん映画を知らないので、「向こうの方から悪人が来るので怖がらなくてはいけない」と指導しても、そういった“フリ”をすることを知りませんから、彼らにしてみると、逆に“フリ”の演技をする私たちや監督が逆にバカに見えてしまって、お互いに笑いが起こりましたね。
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Q:一番エキサイティングなシーンは何でしたか? 一番エキサイティングだったシーンは、崖から逆さまになって落ちるシーンね。でも一番難しかったのは乗馬のシーンです。横座りしながらライフルを扱っているので、何度も振り落とされそうになりました。
私が一番印象に残っているアクションシーンで、さすが女優だと感心したのは、彼女も話した崖からロープで逆さ吊りになって落ちるシーンです。あれは本当に肉体的にハードだったと思います。撮影には2日かかって、長い時間逆さ吊りの状態で過ごしたのですから、私だったら100万年かかっても無理ですね。落ちながら演技もするわけですから、感心してしまいます。でも、平衡感覚を失って、テリー役のジェラルドは何度かララを撃ち殺していましたよ(笑)
Q:ハードな撮影に取り組むためにしたトレーニングや普段からしているエクササイズを教えてください。 前作同様、今回も撮影に必要な技を学ぶために2ヵ月半のトレーニングをしました。ウェイト・トレーニングで体を鍛え、ジェット・スキーや剣道など新しいものに挑戦し、新しい武器の扱い方も学びました。普段はエクササイズはしませんね。ヘルシーな食生活をして、2歳の息子の世話をしているだけで十分なんです。
Q:この作品を監督したいと思った理由を教えてください。 この映画をぜひ撮りたいと思った大きな理由は、ヒロインが大好きだからです。私は前から女性が主人公のアクション映画を撮りたいと思っていたのですが、どこのスタジオも脚本を持っていないんです。男優と同じレベルのことが女優でもアクション映画の中で出来ると思っていますし、主人公が女性でも楽しめると確信を持っていたんです。でも、スタジオは主人公が女性だと成功しないと思っているんです。だからこそ主人公に女性を据えたスリリングで美しく、セクシーで感動できるアクションを撮りたかったんです。
Q:監督の映像へのこだわりを教えてください 監督は僕も含めみんなそれぞれのビジュアル・スタイルを持っています。ある作品の撮影を開始し公開されるまで約1年ほどありますが、その間に公開された作品の中に同じようなアクションシーンがあったら元も子もなくなってしまうので、そういったことを意識しながらオリジナル性を重視します。とにかく今撮影しているシーンが1
年後でもオリジナルでユニークであるということを意識しながら取り組んでいます。 |
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